
ある人は言う、私たちの耳を心地良くくすぐるナイもリュートも、
突き詰めればその旋律は、回転し続ける宇宙より受け取るのだと。
だが信じる者は、あらゆる定理と推論とを軽々と跳躍してしまう、
そして宇宙に響く音という音を、甘くするものは何なのかを知る。2
私たちアダムの末裔は、かつて彼と共に天使たちの音楽を聴いた。
今となっては、はるか昔の遠い記憶もほころび破けているものの、
それでも耳の奥底に残っている、地上の何ものとも無縁の残響が。
ああ、音楽こそは聖なる晩餐、愛する者全ての血となり肉となる。
音楽が鳴り響けば、魂は天上の記憶を恋い焦がれて高みを目指す。
灰という灰は光り輝き、魂の奥底に不可視の炎が火の粉を散らす。
私たちは音楽に耳を傾け、歓喜と平安をその舌に味わって満ちる。
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